共産党の山添拓参院議員(36)が埼玉県内を走る秩父鉄道の線路に無断で立ち入ったとして、県警が鉄道営業法違反容疑で山添議員を書類送検していたことが、捜査関係者や山添議員本人への取材で分かった。送検は16日付。山添議員は19日、朝日新聞の取材に対し、臨時運転された電気機関車を撮影するためだったと説明し、「軽率な行為だった。反省している」と話した。
捜査関係者などによると、送検容疑は昨年11月3日午前、埼玉県長瀞町の秩父鉄道の線路内に許可なく立ち入ったというもの。18日には山添議員が自らのツイッターで書類送検されたことを明かしていた。
山添議員は取材に対し、「地域の方たちによって道のようになっていたり水路に渡し板がかけられたりしていて、通行可能だと思った。約1秒程度で渡った」などと話した。当日に現場を離れて帰宅しようとした際、警察官から軽犯罪法違反にあたるとの指摘を受けていたという。
山添氏は2016年の参院選に東京選挙区から出馬し初当選。ホームページでは鉄道写真の撮影や登山などが趣味としている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル